母乳が飲めているかわからない時
こんばんは!
一宮市の産後専門助産院の今川です☆
毎日、依頼のあったご自宅に出張し、乳房ケア(昔でいうおっぱいマッサージ)と授乳指導を行なっています。
そんな中、よくある母乳の悩みについて今日はまとめていきます!
今日話題は、・・
「母乳を飲めているかわからない・・・」
こういった悩みです。
産院を退院してくると、おっぱいの張りが落ち着いてくるのは、一般的な経過ですが、
おっぱいが張っている=母乳の量
だと思っている方がとーーーっても多いです。
結論から言うと、おっぱいの張り=母乳の量
ではありません^^
赤ちゃんが母乳を飲めているか、一番確実なのが赤ちゃんの体重ですが、、、1ヶ月健診で問題なく体重が増えているのに、
おっぱい張らなくなったので、赤ちゃんに十分飲ませれていないんじゃ??と不安になる方もいます。
体重が増えているのに、、??
よっぽど、おっぱいの張り=母乳の量 の情報を信頼していると言うことなのか!?と思いつつ、
世間的に、このイメージがかなり強いと言うことを感じています。
このいらん悩みを払拭して欲しい!と言う思いで綴っていきますね⭐︎
目次
おっぱいの張りは落ち着いていくもの
母乳の出る仕組みを、きっとタンクのように溜まっている状態から、飲んでいくイメージが定着しているのかもしれません。
このタンクのイメージだと、張っていないと「母乳が出ていないのでは?!」と不安ですよね><
出産後にまず張ってきてから母乳が出始じめるので、きっとそのイメージがつくのではないでしょうか。
産後は急激に張ってきますが、それはその産褥3〜4日目にみられる母乳を出す仕様に変化させるための生理的な変化です。
それから、産後10日目からステージが変わります。
乳首を赤ちゃんが吸った時に母乳の分泌を促すホルモンが出て速やかに血中濃度が上昇すると、乳腺細胞から母乳が分泌されるのです。
つまり、赤ちゃんが吸った時に湧いてくるので、おっぱいの張りが落ち着いてきます。
ただ授乳間隔が空き過ぎたときや、赤ちゃんが寝がちで飲んでくれない時、浅飲みでうまく飲み取れず乳房に残ってしまっている時、
は硬く張ってきます。
なので、おっぱいの張りを目安にはならないと言うことです。
母乳が飲めているかのサイン
赤ちゃんが飲めているかどうか、
母乳を今出してる〜!という身体感覚に頼っては、勘違いすることも起きてしまうかなと思います。
そもそも、母乳が出ている感覚は個人差が大きく、
しっかり分泌しているのに、「まっっったく分かりません」
と言う方もいるし、
「出る前はツーンとして、母乳が出たタイミングがよくわかります」と母乳を出している感覚がわかる方もいるのです。
なので、わかる人にとっては目安になるけれど分からない人は感覚に頼ってはいくら出ていても「出ていない気がする」
というので、母乳が出ているかの目安にはなりません。
では、
赤ちゃんの飲み方をよ〜〜〜くみてみてください。
チュッチュッチュチュと早くて不規則な吸い方を数秒〜数分(これも個人差)した後に、
こっくん、こっくん、こっくん とゆっくり規則的な吸い方に変化します。
これが、母乳が出始めているタイミング。
で、その分泌した母乳を赤ちゃん側がしっかりのみ取れているか・・という判断はどうするのか・・と言うと、
吸われる時に痛くないか
ということ。
よくやってしまいがちなのが、飲めていないかもしれないからとか、飲ませても赤ちゃんを置いたらすぐに泣いちゃうから、と、
痛くても母たるもの我慢をして飲ませてあげなきゃ・・となり
痛みに耐えながら、吸わせ続けてしまう・・ということ。
これは、あるあるなんですが、悪循環になります。
なぜなら、吸われる時に痛いと言うのは、どれだけ長い時間あげていても十分な量を飲み取れないことの方が多いからです。
なので、痛い飲み方(つまりあまり赤ちゃんが十分な量が飲み取れない飲み方)を長く続けることで、飲む量は少ない割には、傷になったり先端に負担がかかりすぎて水泡や白斑ができてしまったりというリスクが高くなるのです。
それで、また赤ちゃんは足りなくて泣き、また痛いのを我慢して授乳して・・・の辛い繰り返しになってしまうのです。
深い授乳スキルを身につける動画
こちらは、色々な方に見てもらっている動画です。
是非是非、動画でポジションや赤ちゃんの姿勢からチェックしてみてくださいね^^
相談でご利用いただけるサービス
日時も内容も場所もそれぞれ違いますのでご自身にあったサービスをお選びくださいね^^
さて、今日は毎日訪問でよく聞くお悩みについてまとめてきました。
参考にしてみてくださいね♡
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