妊娠中必見【母乳育児成功率UPのこれだけは覚えとくポイント】
母乳育児したいけれど、妊娠中にどの知識を得れば大丈夫なの?
みなさん、安心した何か、これという情報を求めていると思います。
実際、母乳に関する情報って多いし、情報によっては全然反対のことをいっていたり、混乱することもあると思います。
妊娠中に母乳のことを知っておくことは大切だけども、
助産師としても伝えたいことは山ほどありすぎますし、
実際、妊娠中に色々聞いても出産のあと残っている事は、わずかだったりするので、
これだけは覚えといて!!というポイントを今日はお伝えしていきたいと思います。
妊婦さん必見です!
今、コロナの影響で医療現場は混乱してます。
乳腺炎で熱が出た時に産婦人科では「コロナかもしれない」と診てくれない
内科へ行けば「乳腺炎かもしれないから、うちでは診れない」
とこんなことが実際起きています。
なので、おっぱいのトラブルを防ぐには、自分で知識をつけておくのが一番なのです。
では今日の目次です^^
目次
この4つのポイントを押さえておくだけでも、かなり母乳率上がると思います。
産後専門の助産師である私が厳選した4つのポイント。
それぞれ根拠はしっかりとありますが、忘れちゃうこともあるので、とりあえず、この4つの言葉だけ覚えておけば間違いない!
私は、産後専門の助産師として産後のサポートを主に活動していますが
最近、妊娠中からのサポートで母乳の知識をお伝えしてからの産後サポートという流れが実際やり出して
有効だなと実感しています。
妊娠中から母乳育児に備えていきましょう!!
おっぱいはすぐには出てこないの普通
みなさん、おっぱいって赤ちゃん産んだら、グビグビ飲んでいるイメージが先行しているので、
「なんでこんなに出ないの?(涙)」と精神的に追い詰められて、
その末
「こんなに辛いなら辞める〜〜!」という方向性に向かってしまい、
おっぱい辞めてしまう、もしくはミルク寄りになってどんどん母乳が出なくなって、やがて辞めてしまうという事になっています。
なんともったいない話です!!
産後2・3日は生理的におっぱいが張ってくるので、余計に「なんで出ないの??」
ということになるんですね。
「私は、母乳が出ないんだ!」と産後のホルモンバランスの不安定な時に
かなりのショックを受けるのです。
ですが、正常の過程で、最初から出ないもなんです。
出産後10日くらいまで
この時期は、おっぱいの産生・分泌は、産生・分泌させるためのホルモンを出すことがとにかく大事。
そのホルモンを出すために必要なのは、「乳首の刺激」つまり「吸わす」こと。
これが、出ていなくても吸ってもらうことの意味です。
「出ていないのに吸わせるんですか?」「出ていないから可哀想」なんて質問も多いこの時期。
おっぱいが出ているから吸わすのではなくて、吸わせてその刺激でその後出てくるようになるという順番なのです。
詳しくはこちらの母乳分泌のメカニズムの記事を読んでくださいね!
先日、9ヶ月の白斑・つまりのケアでいってきた時に、
ちょうど、市のマタニティクラスで講師として母乳の話を担当した時に当時妊娠5ヶ月で私の話を聞いてくださった方で、
私のことを覚えてくれまして^^
「最初出ないのは普通なので、悩まなくてもいい」
という私の言葉を出産後思い出して、出ないけれど「そういうもんだよな」とそのまま吸わせていたら完母になったと、お話してくださいました。
これを知っているか知っていないかだけでも、
メンタル的にも、そして母乳育児率も変わってくるのです。
少なくとも3時間以内の授乳
この少なくともというところがかなりのポイント。
少なくとも3時間ということは、
1時間しか前の授乳から間隔が空いていなくても、2時間しか空いていなくても、吸わせましょうという事。
何も授乳間隔が短くて有害なことはありません。
むしろ有益!
産後10日はとにかくホルモンレベルがゆっくり低値に下がっていく中で、たびたび乳首の刺激でホルモンレベルをあげることで、下がりきららないようにするというのが大切で、そのために頻回授乳が大切です。
3時間授乳というのは、
「3時間は空けてください」
という意味ではなく
「少なくとも3時間以内に授乳してください」ということなのです。
乳房のマッサージより乳首のマッサージ
おっぱいのマッサージで大切なのは固いところをほぐすイメージではないでしょうか?
それは実はやってはいけません。
そのようなケアを受けて(自分でやって)、ひどくなってそのあとのフォローを幾度も経験しています。
しかも、固いところをほぐすというこのケアは激痛が伴いますよね。
まず、やるべきことは
柔らかい乳首にして赤ちゃんにパスすること。
赤ちゃんは吸啜のプロです。胎児の時から練習してきてますからね!!ナメてもらっちゃ困りまっせw
乳首を柔らかくして深く吸ってもらうことができれば、その結果、
乳房は柔らかくなるのです。
痛い授乳は飲めていない
これも覚えていて欲しい!
吸わせた時に「痛い」というのは、飲み方が浅くて本来ならどこにも当たらないはずの(喉元まで伸びるので)乳首の先端が、上顎の固い部分に擦れている痛みが多いです。
これ、我慢していると、血豆や擦り傷、ひどいとパックリわれて授乳どころではなくなります。
乳房ケアをしていて、乳腺炎・白斑・うまく吸えない
その事例のほとんどが、授乳が痛いまま、(つまり浅い授乳のまま)我慢してやっていることが、非常に多いのです。
「こんなものかな。」
「赤ちゃんのために我慢しなきゃ」
「吸ってくれている証拠だよね」
痛みや、苦痛を我慢する美徳精神が日本人には染み付いているのか・・それが仇になってしまうのです。
これは赤ちゃんの正しい吸わせ方の動画(ピジョン)です
これを見ると一目瞭然。浅い授乳は飲み取れる量が少ないことが分かると思います。
痛い授乳・つまり浅いくわえ方の授乳は、
十分に母乳が飲み取れないということ。
なので、痛いだけではなく、抱っこからおろしたら、満腹でないのですぐに泣いてきて、また痛い授乳を繰り返す・・ということになります。痛い上に回数多いとなると、かなり憂鬱ですよね・・。
動画内のお口は朝顔。
これも覚えて欲しいです。
最後に
いかがでしたか?
母乳のこれだけは押さえといての4つのポイント。
この4つだけ。
根拠はおいといて、その言葉だけでも覚えていて、
実践されることをオススメします!
皆様の母乳育児に役立てられますように^^
講座・イベント情報、レッスンのご案内の配信や、母乳ケアのご予約にもご利用いただけます。
※LINEでのご相談はご遠慮ください。
お返事が遅れる場合がございますので
お急ぎの場合はLINEからご連絡ください。