【月齢別】白斑の原因と対処
こんばんは!
一宮市の産後専門助産院の今川です☆
今日の出張母乳ケアはなんと4件すべて白斑のケア。
完全閉塞してガチガチのしこりになっている方も見えました。
月齢は、まだ出産後数日の方もいれば、8ヶ月・9ヶ月で初めて詰まった!という方まで。
月齢により対処が変わってきますので、
月齢別で私がお伝えしてくることを今日は綴っていきますね^^
勉強を重ねてきた知識と、日々の乳房ケアの知見からお伝えしていきます。
色々な方法があふれているので、みる情報によって「なんだよ!いってることが違うじゃねーか!」と思う方もいるかもしれませんが、
どれが正解とか間違いとかはなくて、人によって合う方法が違うということもあるので、
自分が良いなと思う方法を採用して試してみてくださいね♫
3ヶ月までの白斑
白斑の原因で一番考えられるのが、浅い飲み方です。
でも、まだ3ヶ月までなら修正が(大体)可能(・・中には、頑なに修正を拒む赤ちゃんもいますが><)
なので、根本の原因である飲み方の修正をする必要があります。
修正となると、みていくポイントがたくさんあるので
一度、直接助産師にしっかりみてもらうのがおすすめです。
もう一つ、保護器を使っていることによって保護器と乳頭の擦れや摩擦などで先端に負担がかかっている場合もあります。
なので、保護器は授乳期間と通して使い続けるものではないことを前提にして欲しいです。
赤ちゃんの口は大きくなってきますので、頃合い見て直接母乳にLet’s try!!! です。
3ヶ月以降の白斑
今日の方は8ヶ月9ヶ月の方の白斑。
炎症を伴っていない痛くないタイプの白斑。
なので共存型(・・・と私は呼んでます。)で、母にとっては「なんかいつの間にか白いのついてるけど、なんやろ〜?」
といった感じで
特に対処もわからず放置。。となります。
この頃は、飲み方の修正はもはや難しく・・赤ちゃんは原子反射ではなく自分の飲み方で飲んでいるので
覚えたやり方で飲もうとします。
そして、白斑の原因が必ず浅い飲み方なのか・・といったらそうじゃない場合もあります。(正直わからん時もある)
体質・・といったらそれまでですが・・・。
で、白斑ができると、赤ちゃんが乳首を噛むようになるので、あまりの恐怖で胸が引けちゃったり、集中して連続で剃ってくれなかったりするので、赤ちゃんの吸いだけでは解消しないことも出てくるんです。
なので、この月齢になると、原因探索というより
白斑が出来ちゃったらどうする?という対処を知っておくといいかと思います!
赤ちゃんが噛み始めたら・・・なんかしらあるサインです。
乳首を指で挟んで、ねじりねじりしてから
(※しこりがある場合は、ねじりねじりしながらしこりの部分を圧迫しつつ)
赤ちゃんにパーーーッス!! できるだけたくさん吸ってもらってくださいね^^
授乳前と、あとお風呂の時もねじりねじりやってみてください。
乳腺炎リスクを回避するために
白斑は表面に見えている状態だと、乳口部が少なくとも狭窄と言って狭くなっているか、完全に蓋になっているか。
その場合は作られた乳汁が外に出れずパンパンに張ってきてしまいます。
そのしこりだけの状態は、まだ乳腺炎ではないのですが、
そのまま経過していくと、その溜まっている部分に炎症が起きてきて乳腺炎に・・・。
そして、その溜まっている部分が”培地”といって細菌が好む温床になってしまい、繁殖すると感染性乳腺炎になってしまう恐れがあります。
これが、急激にブルブルブルブルきた〜〜
と思ったら、
熱がみるみる上がってきてインフル並みの高熱に上がってきます。
しこりの部分の痛み(局所の症状)から全身症状に移ってくるんです。
他にも頭痛、倦怠感、吐き気のある方も。
ここまで症状が進んでしまうと、しんどすぎて育児どころじゃなくなって、本当に動けなくなってしまうので、
乳腺炎を回避すために、できることをみていきましょう!
・ストレスを溜めない・・・ストレスが過度にかかるとオキシトシンという乳汁を出すときに不可欠のホルモンが抑制されてしまいます。 ・締め付ける下着はつけない・・・胸全体の循環が良くなるように!肩回しも有効です^^ ・過度に冷やしすぎない・・・下記に補足してます。みてね⭐︎ ・よく休む・・・疲れを貯めることは免疫を下げてしまうことにつながります。なので、「家事サボっても死なん!」くらいの精神で休んで! |
これらは、普段からやってほしい当たり前のことではあるんだけれど。。
特に”過度に冷やしすぎない”ってとこを補足すると、
しこりができると、冷やさなきゃ!!とアイスノンとかで冷やす人がいたり、
ネットで調べてみて、冷やすのか温めるのかどっちやねん!?となっている方もいるかなと思います。
いろいろな意見があるだろうけど、
しこりの時点では冷やさない方がいいと私は思ってます。
(白斑が常にできているくらい共存タイプの人は、冷やしてもいい事ないのは経験上言える)
なぜなら、白班のつまりかけの腺を解消させたい時、下からの授乳の勢いが必要だけど、
ただでさえ乳腺が詰まって乳管内が乳汁で満たされている状態になっているということは、分泌が抑制されてしまうから母乳分泌にブレーキがかかってしまうんです。
冷やすことで、循環が悪くなり、余計にでが悪くなってケアしづらいことがあります。
冷やすときは、そのつまりの部分が表面的に赤くなって炎症してきて、冷やしたら気持ちのいい時に少し使う程度がいいです。
冷やすことで、つまりは解消されないし、、
胸だけではなくて体全体冷やしすぎには注意してくださいね!
かといって、局所を過度に温めなくてもいので、体全体(特に足下)が冷えないようにしてあげてください。
今日は以上です。
誰かのお役に立ちますように><
読んでうまくいった方とかあれば、また感想など聞かせてほしいです。
LINE登録でお気軽にメッセージしてくださいね^^
ベビー&マタニティ の 売れ筋ランキング
講座・イベント情報、レッスンのご案内の配信や、母乳ケアのご予約にもご利用いただけます。
※LINEでのご相談はご遠慮ください。
お返事が遅れる場合がございますので
お急ぎの場合はLINEからご連絡ください。