搾乳で絞れない!?母乳は出ていないのか!?
こんばんは!
一宮市の産後専門助産院の今川です☆
今日は母乳お悩みでよく相談されること。
「母乳が軌道に乗ってきたと思っていたのに・・搾乳してみたら20とかしか絞れなくて><
母乳減っていっているみたいなんです!!!」
こう言った相談についてです。
飲めていると思っていたのに!と、かなりショックを受けてしまいますよね。
今日は、搾乳と母乳は同じ量ではないよ♫というお話をしていきますね。
冒頭で書いたように、結論からいうと
搾乳量は母乳が分泌している量、赤ちゃんが飲めている量の目安にはならないということです^^
では、今からなぜ?という部分を書いていきたいと思います!
そもそも吸い方が違う
赤ちゃんが直接吸う時は、
舌を乳首に巻きつけて、口の中を陰圧にして、さらに舌でロールのような動きをさせて飲むんです。
わかりますか?
エコーで写っているのが赤ちゃんの左側の横顔です。映像の向かって左手が唇の方、右手が喉の方です。
ニョロニョロ動いているのが舌。
動くたびに喉元にピューと乳汁が出てくるのがわかると思います。
まるで、牛の乳搾りでも指を上から順番に握っていき、乳口に向かって圧迫する動きをしますよね。
それを舌の動きを使って上顎に押し付けるように圧迫しているのです。
赤ちゃんの名人芸!!(笑)
この飲み方はこのように深い授乳ができていると、おっぱい全域しっかり飲み取れて全体的にフワフワになるはずです。
一方・・・
搾乳器はというと、
こんなカップをパコっと被せて、ただ陰圧かけて引くという単純なもの。
なので、乳首の刺激がない分、母乳を出すホルモンが出て母乳分泌という過程がスムーズに行かず・・
いわゆる「たまり乳」ではないタイプの方は、
反応せずにいくら搾乳器をパコパコ引っ張っても一向に出てこない・・・ということが起き得るんです。
なので、直接母乳を赤ちゃんが飲んでいる時に、
- ごくごく飲む音がして
- 吸われ時痛くなくて
- 乳輪までくわえていて唇が外側に剥けていて
- 飲んだ後おっぱいがすっきりしていて
- うんちおしっこがちゃんと出ていたら
もう搾乳で絞れなくても、ちゃんと分泌はしている証拠です^^
搾乳器を使う時に注意すべきこと!
さて、搾乳器で問題なく絞れるわ〜という方にも、使い方で注意してほしことがあります。
それは・・
長期間使い続けないということ。
絞る用事がある時だけの使用だけならいいのだけど、、、
例えば、しこりができた時・・・
ちょっとイメージしてみてください。
赤ちゃんが飲んでも解消されないしこりって、その乳汁の通り道が通り辛くなっているということですよね。
それで、一定圧で乳頭の先端に陰圧をかけたらどうなるか・・
出やすい腺からピューっと真っ先に出てきますよね。
出方が偏ってしまいます。
腺が太く出やすい腺からジャンジャン出るけど、元々細い腺、つまりかけている腺はそこを狙っているわけではないので出ません。
そうするとですね・・最終的には、出にくい線の母乳が溜まって蓄積されることになるので
さらにしこりが大きくなってしまったり、
しこりがなかったところも、残ったようにボコボコしてしまう・・
なので、長期常用はお勧めしません。
例えば、赤ちゃんがまだ入院中で毎日母乳をおっぱいを届けないと行けない場合は、毎回絞ることになるので、
残っている部分がないかな?と自分でもチェックしてみてあれば、その部分を優しく圧迫しながら搾乳したり、手絞りも数回に一回は交えたりしてみてください。
本日は、以上です♡
読んでいただきありがとうございました!!
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