「出産後、入院中が一番辛い」
こんにちは。
産後専門助産師の今川です。
コロナ禍になって、一番よく聞く声が
「出産後、退院までのメンタルがやばかった・・・」
というもの。
出産も立ち会いなしで、孤独の極みの状態で慣れない新生児のお世話。
これからどうなるんだろう
やっていけるのか
漠然とした不安に襲われていることと思います。
助産師さん看護師さんをナースコールで呼ぶのも躊躇しちゃうと思いますが、
入院中はその施設のスタッフをどうかどうか頼ってくださいね。
あと、赤ちゃんは可愛いはずなのになんで涙が出るの??私は母親失格・・なんて決して思わないで!
人は本能的に集団で子育てするためにできていて、孤独にならないように、孤独感を敏感にキャッチするようにできているのですから。
それは当たり前のことなんです。
LINE電話とか、Zoomとか現代ならではのコミュケーションツールを使いこなして、とにかく人と顔を合わせて喋ること。これをしてください!!
目次
メンタルが落ち込むのは、ホルモンのせいです、と言ったところで解決にはむかないし、
面会が制限されてるから・・と言ってもこのご時世しょうがない対策でもある・・
具体的な頼り先とポイントをまとめていきます。
大人との会話が心のケアになる
産後、待ったなしに赤ちゃんのお世話が始まってガラリと変わった環境に心が追いついていかないこともありますよね。
目を使ってはいけないといいますが、
このご時世、SNSででも外部とつながらないとやってられない・・そんな状況だと思ってます。
陣痛から孤独に頑張ってきた皆さん、これ以上の孤独感を感じて欲しくないなと・・・。
なので、SNSででも、LINE電話でも病室から家族やお友達と繋がって!
大人同士の会話が心のケアになります。
先日、産前産後の母親サロン
開催しました。
そこでは、なんともリアルな産後の入院中の話が話題に。
「あの入院中が一番辛かった・・」と、みんなが共感し合ってました、
思い出すだけで、その時の心情が蘇って産後1年経っても涙が出てくる方も・・。
それくらい、寂しい思いを抱えている人がたっくさんいるんだと思います。
一人の方が、二人目出産なのできっと産後孤独になるだろうとママ友に産後はビデオトークしようねと約束を取り付けて孤独感を回避したという話をシェアしてくれました。
なんという手際の良い段取り!! 段取り名人!素晴らしい!
そんな風に段取りしないと、話す機会って作れないものですよね。
産後直後ってお互い遠慮してしまうもの。
何も悪いことはありません!
是非、ここはずうずうしく行って約束を取り付けて心のケアにお話ししてください!
母乳の相談はやはり助産師に
このデリケートな時期に、メンタルが不安定になるきっかけとして多いものがやはり
授乳関連
です。
「おっぱいをうまく吸ってくれない」
「吸わせるたびに痛い」
「乳首が切れて授乳が辛い」
などなど、刻々と退院が近づいてくるのに帰ってから大丈夫なのか・・という不安も出てきます。
なので、入院中はこれらの不安を少しでも解消して欲しいです。
授乳のことはやはり助産師が専門です。
まずは病棟の助産師さんを頼って!
吸わせる時の、抱っこの仕方、赤ちゃんのポジション、乳房の支え方、赤ちゃんの口の含ませ方、
たくさんのポイントがあります。
一番最初に教えてくれるのは病棟の助産師さん。
中には、授乳に詳しくない方もいるかもしれません。
そしたら・・また別の人に聞いてみてください>< (めげずに!)
次に、行政の新生児訪問です。
自治体によっては、助産師なのか、保健師なのか、訪問の時期も違うと思いますが・・お住まいの地域の制度を調べてみてください。
是非授乳に不安のある方は、このような訪問を利用されて1ヶ月健診までの一度授乳のフォローが入るとだいぶ違うと思います。
1ヶ月健診までの1ヶ月ってすごい大切な1ヶ月なんです。
例えば、赤ちゃんが小さくてうまく深くくわえられないまま退院してきた場合は、
赤ちゃんは日に日に大きくなっているので、授乳をトライしたらくわえられるようになるかもしれません。
また、保護器を使った授乳で退院していつまで使うの?という状態の方は、外れるタイミングも必ずあります。
さらに、浅い吸い方のまま退院しきた場合、そのまま浅い吸い方が癖になってしまうので乳首切れる不安といつまでも戦って行かなきゃならないので、1ヶ月までが深い授乳の練習の適齢期です。
なので、このタイミングで助産師に授乳を見てもらって欲しいです。
お勧めの頼り先
そこで、産後専門の助産師ですが、
お近くの助産院を調べてみてください。
こちらのページに全国の助産院の情報が一括で見れます。
助産師、助産院といえば、赤ちゃんを取り上げる人、出産するところというイメージがまず来ると思います。
が、授乳のフォローも私たち助産師の役割です。
是非是非、お近くの助産師と出会って頼ってくださいね!
講座・イベント情報、レッスンのご案内の配信や、母乳ケアのご予約にもご利用いただけます。
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