ネントレを失敗した話②
前回の続きで書いていきます。
そんなネントレの細かい時間設定の生活を続けているのに、息子は
「そんなコントロールできると思ってんなよ!」と言わんばかりに、(そう聞こえてしょうがない)
寝かしつけてもウワンウワン泣き、一向に本に書いてあるような成果にたどり着かず、泣かせるたびに罪悪感でズキンと心が痛むので、断念したのです。
泣くのが赤ちゃんなんだと、一人でネンネできないのが赤ちゃんなんだと原点に帰ってみました。
そしたら、気持ちが軽くなりました。
それから、赤ちゃんが泣かなかったらお利口、一人で寝たからお利口という概念を疑うようになりました。もちろん今でも、自分の教室や出張ケアでそのような表現はしないことは徹底しています。
ちょうどネントレを諦めた時に、看護学生の時に習った、小児の精神発達論では赤ちゃんの成長課題は「基本的信頼関係」と習ったことを思い出したんです。
まだ、お世話しないと生きていけない状態で生まれてくるのが赤ちゃん。
わーんと泣いて、どうしたの?と応えてあげるという養育者との関係で人との社会性の基礎中の基礎の部分、信頼するということを学んで獲得していく時期なんですよね。(これを習った時に、自分がもし子供を産んだら根気よく泣きに付き合ってあげたい!と思ったことも思い出しました。)
そして、腹を括って我が子が求めるなら、夜泣きでもとことん付き合っていこう!と決心したのでした。
タッチングとかスキンシップに関する看護研究もたくさん発表されていますが、これは大人にもすごく効果的です。
私が手術室でナースをしていた時、麻酔の前に意識ある状態で手術台の患者さんの手を握ったり、肩をトントンしているだけでもすごく落ち着けました!と感謝されることが何度もありました。
人の暖かさで、抱っこやタッチで落ち着けるというのは、大人でもそうなのですから、0歳の赤ちゃんにとったらなおさらですよね。
今時は色々な考えがあって、認め合っていく時代だと思います。
なので、否定はしませんが、
もし、抱っこするたびに私が抱っこして寝かせるから一人で寝られない子になっちゃったの?
などと、抱っこするたびに罪悪感に駆られている方が見えたら、
「大丈夫。赤ちゃんだから、それが当たりまえなんですよ!それでこそ赤ちゃん!」といいたいです。
自分が失敗しているから、そういう考えに至った、ということもあるかもしれないですがね・・・
今では、あの時にネントレ失敗してよかったと思っています。
息子は、夜泣きは2際まで続きどこかおかしいんじゃないかとずっと思っていましたが、
今では、ふっつーーーの小2です。
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