赤ちゃんは乳首が短くても吸えるんです

おっぱいのひっぱり飲み

こんにちは。

産後専門の助産師、今川です^^

良く母乳ケアにお伺いすると、

「私、乳首短いんで・・うまく吸えなくて」

とか

「私の乳首、吸いづらいと言われてしまって・・」

ということを聞く事があります。

気持ちのベースが「吸いにくいだろう」「吸わなくても仕方がない」となってしまっている

非常に!もったいない!話なんです。

 

はっきり言って、

赤ちゃん生まれたその日から

乳首が長い人の方が少ないですよ!

短めの人の方が多いのです。

 

でも赤ちゃんはすごいんです。

吸えちゃうんです。

詳しくお話ししていきます!

もくじ

 

このような目次でお話ししていきます。

同じ境遇の方は読み進めてみてくださいね⭐︎

 

入院中のおっぱいは・・

授乳の悩み

なかなかうまく吸わせずに保護器を勧められる方も多いかなと思います。

乳頭保護器とは・・授乳の際にお母さんの乳首にかぶせて使うカバーのようなもの

産後3日ほどで乳房がおっぱいを出す仕様に著しく変化するので、おっぱいが張り乳頭の先まで硬くなってしまいます。

硬くなると、伸展性が悪くなってしまうのでうまく赤ちゃんの舌がキャッチできず

吸えない事があります。

 

また、吸えたとしても深い吸い方(適切な吸い方)ができず、浅い吸い方になるので、

乳首の先が赤ちゃんの上顎の硬い部分に擦れて、乳首の先がパカッと傷が開いてしまったり、擦り傷のように真っ赤になってしまう・・・そんな方も少なくありません。

 

入院中は、ちょうどその期間なので心が折れて退院してくる人もいるでしょう。

でも、ここで勝負がついたわけではないのです。(勝負って・・誰と?)

 

退院後から1ヶ月健診までが勝負!

退院してから、乳房の張りは徐々に落ち着いてきます。

赤ちゃんがちゃんと吸えている場合でも、このような生理的な現象で「出なくなってしまった!!」と

と解釈して焦ってケアを依頼される方も見えるのですが、

張りを感じなくなるのは、母乳の出とは関係はなくなってきます。

 

それからがチャンス。

乳首の様子を見てみてください。

入院当初より、柔らかくなっていませんか??

今こそ、飲みやすい時期です。

入院中から吸えずに、哺乳瓶併用でやっている方は、日に日に赤ちゃんが哺乳瓶の吸い方(楽な方)に馴染んでしまう恐れがあります。

 

なので、なるべく早く母乳の飲み方を教えてあげる必要があります。

 

赤ちゃんの本能を信じて

赤ちゃんは原子反射と言って、

教えられていないけれど、生きていくために身についている動作があります。

それが、哺乳の反射。

口に何かが触れれば大きな口を開けます。

そして乳首を捕らえようと首をよこに振りながら探します。

そして捉えたら吸います!!(すごい♡)

 

この首をよこにふる仕草が可愛くてしょうがないのですが、

超ネガティブになっている状態だと、「いや!いや!」と拒絶して見えるようです(涙)

 

Instagramとかで、赤ちゃんが乳首ではないところを吸う可愛い動画を見る事がありますが、

まさにです。

伸びる場所なら例え平らなところでも吸えるように赤ちゃんは能力を持っています。

 

なので、退院後諦めずに保護器を外してトライして欲しいのです。

もちろん、私たち助産師もこういう時こそ頼ってほしいです。

乳頭混乱でおっぱいでギャン泣きする時・・

 

お勧めは夜中の授乳。

夜の方が、母乳の分泌のホルモンがたくさん出るので夜中の授乳はお勧めなんですが、

 

母乳しようとすると、ギャン泣きで「哺乳瓶よこせーーーー」と(言っているように見える)場合、

夜中は、寝ぼけているので、授乳にちょうど適したステート(意識レベル)なんです。

 

本来持っている反射も出やすく、吸ってもらえる確率が上がります!!

 

是非是非試してみてください。

 

まだまだ直接、介助しないとお伝えできないアドバイスもありますので、

・乳首が短くて飲ませられない><

という方は、早めにご相談くださいね!

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