生後210日以降の同伴制限の理由

 

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マドレボニータの産後ケア教室では、生後210日以内の赤ちゃんは同伴していただけます。

生後210日を過ぎている場合は信頼できる保護者の方・または託児施設に預けて参加していただいています。

 

母と赤ちゃん、どちらも大切にした教室

 

マドレボニータの教室で、同伴できる赤ちゃんの月齢制限を設けているのは、1つに安全面の観点からです。

 

赤ちゃんは成長につれて動きが活発になり、マットの上ではおさまりきらなくなってきます。目が離せなくなる一方で、月齢の浅い赤ちゃんもいる環境は危険が増します。

また、母もエクササイズに集中することによって(本来、集中していただきたいのです)ずっと見守れない状況なので、参加されている全ての赤ちゃんの安全を守るためというのがまず一つ目の理由です。

もう一つは…

生後7ヵ月も過ぎてくると、母親が自分以外の事やモノに集中していると、

「遊んで!」「こっち向いて!!」

と全力で投げかけてきて、片手間で相手できないくらい、大きな存在感を放ってきます。

▼このころ長男10ヵ月くらいかな… 雑誌をぺラリすることもゆるされない。誰かとお話しすることすら許してくれなかった我が子。カフェに入ったのにお友達とお話が出来ず困っていた時の写真です。

 

レッスンの途中で、”遊んでほしい赤ちゃん”と”レッスンに集中したい母”とどちらもフラストレーションがうまれ、双方もったいない時間になってしまうのは残念ですよね。

そこで生後210日以降(生後7ヵ月)を境に、この情緒の成長発達の観点からも、いろいろな人とコミュニケーションをとって成長していける節目

として考え、『子供対母親』という一対一のお世話の構図から、『子供対多くの大人』という構図へ切り替えをしていくことができると、親子どちらも次のステップに一歩踏み出せるきっかけになるのではないかと思っています。

 

赤ちゃんにとって良い環境とは?

 

赤ちゃんが四六時中母親と一緒にいるのが当たり前なのでしょうか。

それは、ながいながーい人類史の中で、近代だけの子育ての形。

日本はもともと、集落全体で子育てしていました。おじいちゃん、おばあちゃん、近所の人や兄弟も子守の有力な人材であり、赤ちゃんに向き合ってくれる人がたくさんいた環境で母親は家事や畑仕事など忙しくしていました。

その中で、いろいろな人に触れコミュニケーションを学びながら成長していったのです。

今、子育ての形態は随分かわりました。おうちの中の母と子供の一対一保育。赤ちゃんはお母さんとべったりいるのが幸せと根強い考えがあるので、預けたりすることに躊躇する方は多く「私は母親だから、そんなこと(預けること)をしてはいけない」と歯を食いしばっている人も少なくありません。

しかし、一対一育児では、母の方に孤独感や社会からの切り離された感がでてくるのは当然のことです。

赤ちゃんも順調に自我が出始めると、それを一人で受け止めることも容易ではなくなってきます。それは、当たり前のことなのだけれど、今この時代には不機嫌な子供をあやせるスマホ動画や甘いおやつがありふれているので、スマホを手にしてやめられない幼児や、スマホ見せながら買い物している姿をよく見かけるようになりました。

こんな時代だからこそ、赤ちゃんに向き合ってくれる大人をいかに準備し、環境を整えるかというのが大事だと思うのです。

これからの長い長い育児のなかで、いろいろな人の手を借りて育てていくの事は、赤ちゃんにとっても母にとっても健全。
是非是非、後ろめたく思わず大勢の大人で、わが子を育てるイメージをもって環境を整えるということにチャレンジしてみてください。

自分の体調が悪い時、自分以外に頼れるところを作っておくという備えにもなります。

仕事復帰にむけてのお互いの練習にもなります。

子供もいろいろな大人からコミュニケーションを学ぶだけなく、母親にとっても”委ねる力”を身に着けることで、子育てが楽しく快適なものになっていくのです。

母親も自分時間をもつこと


赤ちゃんが生まれて初めて、自分の時間がないってこういう事なのね・・
と、現実を突きつけられますよね。

私も、赤ちゃんはかわいい、可愛すぎる♡
だけど、自分の時間を持てないことがとにかく辛かった。

この辛さを、夫になかなか共有できなくて悩んでいました。

夫は仕事をしているのに、休んでいる自分がそんなことを言ってしまっていいのだろうかと。
しかし、今は育休中は休んでいるわけではないと声を大にして言えます。
24時間、子供を守る不安・緊張・責任。いろいろな重圧で知らず知らずにガチガチになっているのです。(ついでに肩も腰も頭もガチガチ><)

それを、緩める時間は必要です。

自分の時間を持ち、自分に向き合える時間。
その後の育児が何倍も頑張れるということもあるのです。

是非、頑張っている母達に、自分をメンテナンスしに来ていただきたいです。

 

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