赤ちゃんの昼寝がうまくいかずイライラする時
おっぱいの訪問では、赤ちゃんの昼寝に困っている方に多く出会います。
何を隠そう、私も赤ちゃんをお昼寝させるのが超がつくほど苦手で、うまくいかず毎日「赤ちゃん 寝ない」を検索する日々でした。
助産師である私は新生児の寝かしつけは得意でしたが、新生児期を越してしまうと未知の世界・・・。
新生児の赤ちゃんと同じようには全くいかず、
・昼寝が短い
・起きても寝足りないのか、ぐずぐずしている
・布団に置くと起きる(抱っこでしか寝ない)
・寝付く時も抵抗し、ぐずって寝ていく
などなど、新生児のように快適な抱っこしたら寝る。のように単純にいかなくなり壁にぶち当たってしまいました。
当時、抱っこをしていても、おっぱいをやっても、昼寝の時は一通りぐずり倒してからしか寝ないので、本当に疲れ切ってしまっていました。。
自分は心理的に落ち着いてい安定していると思っている母親の比率は、「寝るのが下手な子ども」の親のあいだでは非常に低かったのに対し、「上手に眠る子ども」の母親のグループでは、ストレスや疲労感に悩まされている人が非常に少ないのです。
ママも子供も安眠できる!赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣 アネッテ・カスト・ツァーン、ハルトムート・、ムルゲンロート著 PHP
この通り、睡眠に関する悩みは、精神的にも体力的にもかなり消耗します。。
うちの場合は、昼寝に限らず、夜も苦手で夜泣きも2歳まで続いていたので、、自分の気持ちの持ち様として、自分のやり方が悪いとか、うまくできないという思考と決別して、
うちの子の個性だし、何やってもダメな時期だったんだなって納得するようにしていたのですが、
しかし今になって、お仕事の母乳ケアで色々なお宅に訪問していると、上手に昼寝させている方がやっていることに共通することを見つけたんです。
それをSNSで呟いてみたら、
「すごく困っていたのに、やってみたら寝ました!!」
「救われました!」
などの反響をいただいたので、今日は私の経験も踏まえつつ、またその時に文献やネットで調べまくったので、そのまとめたものを記事にしていきたいと思います。
寝る部屋は専用
お昼寝をいつもの時間に同じだけ寝かせている人は、寝室でお昼寝させていました。
母乳ケアにお伺いすると、お赤ちゃんのご機嫌もお昼寝時間もわからないし、
もしお昼寝時間とかぶったり、ぐずってきた場合は、
寝かしつけを見守って乳房ケアを再開したり、揺れが必要な赤ちゃんは、私が抱っこorおんぶ紐であやしながらケアをすることもあります。
が、昼寝時間が決まっている方というのは、予約時間の時点で昼寝の間にケアを頼む段取りの場合、
いつもの昼寝の時間を少し越した時間に予約されます。
そして、お伺いすると、もうすでに赤ちゃんはお昼寝している状態。
お部屋にいないので、「赤ちゃんはどちらですか??」
とお伺いすると、
「二階の寝室にいます」とのこと。
赤ちゃんを二階の寝室に寝かせ、ベビーモニターを置いて、スマホで赤ちゃんの様子が見える様にしてあるんです。
そして、家の中には”余裕”な感じが漂っている!!
しかも、ベビーモニターを見せてもらうと暗い!
どうやら暗いところでの方がうまくねんねできる様です。
皮膚からもまぶたの上からも光をキャッチして、睡眠ホルモンとも呼ばれているメラトニンの分泌が抑えられしまい、眠りづらくなるという根拠があるのです。
そういえば、私は一人目のお昼寝にすごく苦労していた時は
アパートに住んでいたのですが、明るい部屋で寝かそうとしていました。
夜のねんねにも苦労していたので、昼寝をさせすぎたらダメだと思い込んでいたのですが、
今考えてみたら、昼寝もうまくいかず、コンディションが悪く、さらにぐずっていたという悪循環だったのかもしれません。
環境のスイッチを作るという考え方
「空間によるスイッチ」って私たちにもあるんですよね。
例えば・・
・集中できる空間
・眠りやすい空間
・読書しやすい空間
・食べたくなる空間
などなど。
だから、寝るのなら寝室でないと「寝るモード」にならないというのも一理ある。
遊ぶ部屋と寝る部屋は区別するのは一つの工夫ですね♪
これは、大人も使える工夫です。
子供が寝てから時間を読書など、有意義に使いたいのにBTSのYOUTUBEめっちゃ見てまう時(私や)
は、YOUTUBEみる場所と、読書する場所を分けると、それぞれのスイッチが入る空間になるというわけです。
ぜひ試してみてくださいね♡
月齢別の方法
新生児から3ヶ月くらいまでは、まだ自律神経が整っていなかったり、
体内時計の調整中の時期と言われています。
なので、3ヶ月までは昼間は明るい部屋で過ごし(寝ている時も)、夜は暗い部屋で寝るということが基本にしていくといいと言われています。
それで、昼間は交感神経(活動の神経)が優位となり、夜間は副交感神経(リラックスの神経)が優位となるバランス、つまり自律神経のバランスが整ってきます。
3ヶ月以降は自律神経が整い、昼夜の区別がついているので
昼寝も暗い空間でOKとなります。
※参考文献:マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方 愛波文著、主婦の友社
他にも、こちらの著書には環境に関することが細かく載っていて、ネントレほど厳しくないので、環境を整えたいなぁという方にはぴったりだと思います。
ネントレは失敗
私は、部屋の環境を整える前に、ネントレの本を読みあさってしまい、いつの間にかゴール設定がすり変わってしまって、結果失敗しました。
当初は、寝かしつけしてから、抱っこで寝るのではなく布団に置いて寝て欲しいなぁという望みだったのに、
ネントレを読んで実行するうちに、ゴールが「一人で寝かせること」になってしまったのです。
全然、本の通りに行かなくて、
私を求めてしぶとく泣き続ける息子の泣き声を別室で聞きながら涙流していたんですよね。切ない・・。
そんな当時の私に今は言いたい。
「おーい!ゴール間違えてるよ!」って。
「息子はまだ一緒に寝たいって言ってるよ!」って。
うちの子は小三になりましが、添い寝は今でもかなり幸せそうですw
自分に合った方法で
ねんねの方法に限らず、何事にも言えることですが・・・自分に合った方法を見つけることです。
相手は人間。
本に書いてある通りに行くわけがありません。人と比べてもいけません。
やりながら、反応を見てやり方をかえながら、掴んでいく感じで上等だと思います。
自分が望むことは?
ということも今一度考えて、赤ちゃんの快適なネンネを追求してみてくださいね!!
応援しております!!
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