【混合栄養】母乳量を増やしたい・・
「母乳が増えたらミルクを減らしたい」
新生児期の訪問でよく聞くお母さんたちの声。
ミルクを足しながら、母乳が一人でに増えてくるかといえば・・ミルクの分
母乳を飲み取る量が少ないわけなので、なかなか増えません。
訪問助産師として母乳ケアに携わっている中で、一滴二滴くらいの分泌からピューピューになるまでフォローすることもよくありますが、
考え方さえ押さえておけば、母乳が以来に通わなくても母乳量を増やすことは
簡単だし、とてもシンプルです!
産院を退院して、一体どれだけ飲めているかもわからない状態で、(それが混合栄養の難しさですよね・・・)
どうやって母乳量を増やして、ミルクを減らすの?
そんな疑問にお答えしていきます!
母乳量調整のポイントは〇〇
ズバリ、母乳の量の調整は、飲みとった量でコントロールされます。
なので、授乳回数が少なかったり、
例え頻回に飲んでいたとしても、浅い吸い方(痛いはず)
で、回数吸っている割には量として飲めていない場合は、母乳量は増えてこないのです。
もし、乳房に溜まったままになっている場合は、むしろ分泌にブレーキをかける方に働いてしまいます。
出産後は、
吸わせなくても、胸が張ってきて母乳仕様におっぱいが変化しますよね。
けれど、「おっぱい張って痛いのに、全然母乳が出ない!」とう状況。
それは、普通の経過なのでご安心を!
出産することでホルモンの環境がガラッと変わって、
母乳が出る体に変化する時期であり乳腺が母乳を出す仕様に変化し、血液が集中してくるため起こる状態です。
その後、産後10日あたりから、母乳分泌の仕組みが変わってくるのです。
おっぱいは、飲み取られた量でコントロールされます。
うまく飲み取れなかったら、おっぱいに母乳が溜まっていく一方。
その状態でおっぱいが作り続けられたら、すごく張るし、痛いし、詰まるしで大変ですよね。
おっぱいが溜まり続けたら、分泌にブレーキがかかるのは、めちゃくちゃ理にかなっていて、
人の体ってうまいことできてんな〜と感心するところでもあります。
なので、一回一回しっかり飲ませることが、母乳量を増やすために、一番大切なことになります。
ということで、母乳を増やすためにできることは、
一回一回しっかり飲みとることができる深い授乳です。
これに尽きます。
- 深い授乳をマスターする
- 間隔をあけすぎない。
シンプルにこの二点ですね。
深い授乳はこちら母乳の総合情報サイトに抱っこ別の動画で解説していますので、
ぜひ参考にして見てくださいね♡
産後10日あたりで、母乳が出なくなった・・という依頼で訪問させていただくと、
自覚なく結構母乳でてる場合と、自覚通り減ってしまっている場合と2つに分かれます。
張りが落ち着くというのと、おっぱいが出ている時って感覚的にわからないので(出る前のツーンというのはわかる方もいる)
張りがない状態で「母乳が出ないような感覚」に陥るんですよね。
もう一方の、本当に出ない・・という方。
頻回にあげているのに、、という場合は、
頻回に授乳していたとしても、適切なくわえ方じゃないのです。
で、飲み残しが蓄積していった結果、
乳房はゴツゴツとしこりがあったり、分泌量が減って、たまったお乳が濃〜くなって出てくることもあります。(止まりかけのような場合も・・)
しかし、そこからでも飲み方を修正して母乳量が復活することはよくある話なんです。
なので、母乳オワタ・・( ; ; )
なんて嘆いている方がいたとしたら、
お近くの母乳専門でやっている助産師に一度授乳を見てもらって欲しいです。
混合栄養で母乳量が増えない時
ミルクの足し方はどんな感じですか?
母乳だけだと、飲んだ母乳量と、作られる母乳量が見合ってくるので
シンプルですが、そこにミルクの足しが入ると、三角関係です。
母乳量が増えてから、ミルクを減らそう〜と考えていても、
混合栄養はミルクを飲んでいる分、飲みとる母乳量は増えないので、なかなか母乳量が増えてこないのです。
そこで、
このように、先にミルクの減らすというアクションを先行して起こすことが必要なんです。
時期が来れば増えるものではないのです。
もちろん、いきなり足していた量を0に!とうい極端なことをしなくても、
一回20ml減らすと、8回分で一日160ml減らせますから、
一気に減らさなくても、1日にトータルで100〜160ml(体重の増加と相談しながら) くらい減らして
1〜2週間様子みて、体重を評価。
足りてれば母乳量が追いついてきたと評価して、
もう少しミルクを少し減らして・・・
という感じで段階的に進めていけるといいかなと思います!
今日は、「混合栄養で母乳を増やしたい」時の方法をお伝えしました。
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