LGBT勉強会
産後に特化した一宮市地域助産師×産後セルフケアインストラクターの今川涼子(プロフィールはこちら)です。
先日、zoomで『家族の多様性、制のグラデーションを語ろう』という講座を受けました。
NPO法人マドレボニータ内の取り組みです。
私たちマドレボニータでは、産後ケア教室を通して、「母親」と属性で一まとめにされてしまう時期だからこそ、見失いがちな「自分らしさ」に向き合う事、拗らせがちな夫婦関係も、目そむけずよりフラットに追及していくことを大切にしています。
一人ひとりが「自分らしく」というのは、いろいろな多様性を認めること。
その一つに性の多様性、家族の多様性というのももちろんありますよね。
これからの、産後ケア教室ではレズビアンのカップルの産後の方や、ゲイのカップルで養子をとった方が赤ちゃん連れて参加したいという日が来るかもしれない。それをフラットに受け止めていかなければ…や、受け止めていきたい!!という事で参加しました。
今回、講義をしてくださったのは、丸山真由(まさよし)さん。
女性として生まれ、幼少期からご自身の性別に違和感を覚えながらも、本来の思いを押し殺して生きてきて、男性と結婚し出産してからやっと自分の本当の性に気づき、受け止め、カミングアウトという流れで、現在は男性として生活しています。
LGBTと当事者である丸山さんのお話は、とてもショッキングでした。
私は、身近な女友達がLGBTの方と付き合っていたり、看護学校時代も女の子カップルがいたりしていて、私は抵抗も偏見もない!と思っていたのですが、こちらの軽い受け止め方とは裏腹に、
当事者の丸山さんのお話は、葛藤や苦悩が本当に壮絶でした…。
私が知っているLGBTの方はすでにその自分も受け入れ・カミングアウト後の方なので、それまでのプロセスは全く知らない事だったのです。
まだまだ、日本はLGBTは性的なマイノリティな社会で…自分自身、本来の性に気づきながらも押し殺している方や、カミングアウトできず苦しんでいる方がたくさんいるのだ‥と知ったときに、自分がすべきことは??という事まで考えさせてもらえる機会となりました。
だって、私は産後の方とかかわることが多い仕事ですが、
丸山さんが自分は女性ではない!と気づいたのは「産後」だったというのですから。
妊娠って女性を象徴する体の変化。月経もそうですけど、女性であることに違和感がある上にこうした女性を象徴した体の変化って、気持ちと体が引き裂かれるような思いを抱くんですね…そして、生きていくのが辛い、死にたい…とそういう方向性に向いてしまうという辛いお話もありました。
話は戻りますが、産後に本来の自分に気づく…と、丸山さんが語ってくれたように、産後っていうの本当の感情と向き合えるチャンスでもある時期です。
その「本来の自分らしさに気づく」場作りといっても過言ではないとおもっている、産後ケア教室ですが、こうした思いを抱えた人がいつきてくださっても受け止めていけるように、こちらの無意識の言葉ひとつで気づ付けないように、多くの多様性を想定したコミュニケーションをこれからも身に着けていきたい!
もっともっと感じたことは、たくさんあって、、でもまだまとまらない><
だらだら長くなってしまう予感なので、またの機会にします><
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